ツバメの巣が大変なことに・・・

「大変、大変、巣が・・・」
「バラバラになっとる~!!」
「え?どこどこ??」
「わぁなんでこうなっとるん??」
みんな大騒ぎ。

昨日まで無事だったツバメの巣が
落ちてバラバラに・・・。
「先生!血も下についとる!」
「羽根も落ちとる!!」
「誰が落としたんかなぁ?」
「カラスかも・・・!」
「とんびちがうん?」
「足跡がないか見つけよ~!」
みんなで、どうしてこうなったのだろうと考え
「かわいそうだなぁ・・・」
「赤ちゃん食べられちゃったんちがうん!」と
心配そうな声も。

バラバラになった巣を、
どうするとよいのか、皆で話し合い。
「固めとく?」
「どうやって?」
「のりでくっつく?」
「そんなん、くっつけへんで!」
「バラバラの巣、集めとく?」
「ビニール袋に入れる?」
「そんなんしたら、お母さん(ツバメ)
見つけれれへんで・・・」
「あっそうか~」
いろいろ悩みながら、いろんな意見が出ます。

「あ!いいこと思いついた!紙箱に入れる?」
「でも、ちょっとちっちゃいかぁ~」
「新聞紙だといけるかも!」
みんなで考え、新聞紙の上に
バラバラの巣をのせてくるみ、
羽根も一枚ずつ拾い・・・
今度は・・・
さぁどこに置くとよいかを考えます。
辺りを見渡すこども達。
「雨もかからないところで・・・」
「お母さん(ツバメ)の
見つけられるところかぁ」
「あ!いいとこ見つけた!!」
「ここのバードハウスのとこは?」
「うんうん、いいね♪
そこだったら見やすいやん!!」
その場所に、みんなで丁寧に
置くことにしました。
「ツバメの赤ちゃん元気だったらいいな♡」
「もどって来てくれたらいいなぁ♡」

改めて、生き物の世界を知る機会となったり、
みんなの気持ちがひとつになり
考えることが出来たり、
協力し合えたり。
意義深い時間となりました。