クリスマス発表会*ぶどう組*

保育園最後の発表会のぶどう組。
憧れの八代太鼓はもちろん!
こども達が楽しんできた言葉あそびの世界と
SDGsにつながる取り組みなどを
劇あそびにして発表しました。

こども達にとっての「八代太鼓」は
特別です。
曲がない太鼓です。
この太鼓をたたくのは、
ぶどう組になってからです。
昨年も憧れのまなざしで、
見よう見真似で叩き、
「早くぶどう組になりたいなぁ」と思い、
ついに自分達の「番」がやってきました。
同じパートの友だちとつながったり、
重なったりと・・・
とても難しいのです。
でもそれが出来るようになるのは、
仲間と過ごしてきた「心」と
それを叩くことのできる「体」があるという
様々な多くの積み重ねがあってのものです。

こども達は何回も何回も、自主練習をして、
知らない間にも自然に口ずさみ、
寝言でも言いつつ・・・
(お家の方にお聞きしました)
そして、一人一人の頑張りが見られる
演奏を本番でも聞かせてくれました。
「先生!まちがえちゃったわ~」と
ステージの後に話してくれる子も
ありましたが、
「みんなはなまる!すばらしい!」と
伝えました。
よし!頑張ろう!
友だちと一緒にしてみよう!と思った時点で!
一人一人の一生懸命が光ったとき!
「八代太鼓」は出来ているのだと思います。
自分達の「番」に精一杯!光り、
輝きを感じる太鼓でした。
たくさんの絵本と出会い、
言葉の面白さにふれた一年でした。
「だじゃれ」「回文」「しりとり」などなど、
文字もずいぶん読めるようになり、
わからないころは「索引」で
調べることもできるようになりました。
そんなこども達と一緒に
「この言葉と言葉を入れてしりとりをする」
という難しいしりとりをしてみました。
次の言葉につなげるためには・・・
この文字で終わると、
次にいくことが出来るんだということも
考えながらのしりとりであるということも
わかり(賢いですね!)
出来上がったのは「やしろしりとり」です。

街灯モニュメントと八代地区名を
織り交ぜています。
完成した時には、「やった~!!」の
大歓声と達成感にあふれた表情が
みられました!
「園長先生にきいてもらいたい!」と
真っ先に声も上がりました!
この気持ちを共有していただくことも
喜びの一つであったことと思います。
「そうだね。いつ聞いてもらう?」と
尋ねつつ・・・
しばらくすると・・・
園長先生がぶどう組の部屋に
来てくださいました!
(聞こえたのかな?)
すぐに聞いて下さり、
みんなの考えた跡のホワイトボードに
「すばらしい!」と
書き込んでくださいました。
(みんなにこにこでした!)
また、ぶどう組が大切にしていること
(クラス目標)の
「なかよし」
「ありがとう」
「しっぱいはせいこうのもと」って
どんなことを考えました。
友だちの思いを聞いたり、頷いたり、
話してみたり・・・
言葉の持つ意味も自分なりに
表現しようとする姿がありました。

そして劇あそびでは、八代地域の
街灯モニュメントスタンプラリーと
クリーン作戦の学びを発表しました。
そこにも一冊の絵本との出会いが
ありました。
「もったいないばあさんかわをゆく」
というSDGsの本でした。
その本から「ゴミ拾いをしたい!」
というこども達の声に、
みんなですることにしました。
ゴミがあると嬉しそうに見つける姿、
きれいになっていくことに楽しそうな姿、
その反面「どんなひとがすてたんだろう」
「あかんやんな」
「ごみはぜったいすてない!」と
体験から学ぶ姿がありました。
みんなだけが暮らす地球ではないこと、
ごみは捨てないこと、残さず食べること、
優しい人になること、
みんなができることって何だろうと考え、
学びを発表することが出来ました。

ステージで緊張しながらも、
友達と一緒に頑張ろう!と思えたことなど
一人一人の自信につながり、
この経験もこども達の力に
なってくれることと思います。
そして、こども達が頑張ることが出来たことは
保護者の皆様の支えがあってのことだと
思います。
心より感謝しています。
また、こども達の学びの場や
経験の幅を広げて下さっている
八代地域の方々にも感謝しています。
本当にありがとうございました。